シン・仮面ライダー【ネタバレあり感想】★7
仮面ライダーは平成ライダー(クウガ以降)作品は割と抑えているのですが,初代をはじめとした昭和ライダーは全く抑えていません…
というわけで予習しようかとも思ったものの,なんだかんだ仕事が忙しいことを理由に一話も予習しないでいるうちに公開日を迎えてしまったし,友達と約束してしまったしで結局初代ノー予習で観に行ってまいりました!
あらすじ
本郷猛(池松壮亮)と緑川ルリ子(浜辺美波)は,SHOCKERを脱走し,戦闘員に追われて身を隠す。
しかし,身を隠したセーフハウスにクモオーグが現れ,ルリ子の父弘が殺されてしまう。
本郷はルリ子を攫ったクモオーグを追跡して倒し,仮面ライダーを名乗ってSHOCKERとの戦いに身を投じていく。
基本情報
監督・脚本:庵野秀明
製作国:日本
公開:2023年
上映時間:121分
こんなひとにおすすめ
・ダークな雰囲気のヒーローものが好き!
・大人の仮面ライダーが観たい!
感想
全体的にダーク
いやぁ,中々に暗い作品でした。
平成ライダーでいうとシリアスなシーンしかないクウガ。コメディシーンが全くない。仮面ライダーの映画っていうくくりで観ても相当珍しいんじゃないかこれ。
これまでのシンユニバース作品とはだいぶ雰囲気が違う印象を受けました。
登場人物はバンバン死ぬ,というか最後に生き残ってるの特異点っぽい2人以外だと2号の一文字隼人しかいないし。仮面ライダー龍騎並みの退場度合い。
作品の雰囲気も暗ければ画面も暗いシーンが多くて,画面の雰囲気的にはちょっと明るいバットマンって感じです。
どことなく555っぽさもあります。暗いところとか、SHOCKER構成員が死ぬと泡になるところとか、ファイズでオルフェノクが灰になるのにそっくりでした。
今作は初代の漫画要素を多く入れているようなので,漫画はどんな雰囲気なのか読んでみたくはなりました。
キャスト見ないで行った方が楽しめるかも
今作はトレーラーで出てくるのが池松壮亮と浜辺美波くらいで,登場人物ほとんどわからない状態だったんですが,事前に知っとかなくて正解だったと思います。
公式ホームページ観ると基本情報のところに載せた方々は載っていますが,その他のキャストはほとんど載っていませんが,知らずに見たほうがエンドロールの時に「あ,あのキャラあの人だったんだ!」ってのが起きて楽しいと思います。声優と怪人は見てる時は割と誰だかわからなかったので。
竹野内豊はシンユニバースを繋ぐ特異点みたいな存在なんですかね。立花っていう名前のキャラクターは初代にも出てくるらしいですが、今作の立花の立ち位置はこれまでのシンユニバース作品の竹野内豊の立ち位置とだいたい同じ。
一緒に出てくる斎藤工演じる滝も原作にいるキャラクターみたいですが、こちらもシンウルトラマンの時のような雰囲気。
竹野内豊と斎藤工の登場はサプライズだったらしいです。シンウルトラマンの流れを見てるとそんなにサプライズ感はなかったですが、事前に聞いてなくてよかったな、とは思いました。
最近のライダー見慣れてると戦闘シーンはいまいちかも
仮面ライダーなのに戦闘いまいちとはなんぞやって感じですが,CG使わなくてもいいのでは?と思える場面でバンバンCG使ってたのはあんまり印象良くなかったです。
ウルトラマンの戦闘はCGじゃなきゃできないことがあったけど,仮面ライダーはバッタオーグ感を出そうとしすぎて必要以上にぴょんぴょんしていた気がします。
ある程度戦ったら戦闘の優劣に関わらず必殺技をぶっぱなして勝ってしまうあたりは昭和~平成初期のライダーの雰囲気を感じて嫌いではなかったですが,最近のライダーしか見ていないと違和感を感じるかもなぁとは思いました。